こんにちは。朝ごはんは「納豆ご飯」をルーティン化して2週間、何となく調子のよい二村です。先日、土曜日にNPO首都圏定期借地借家権推進機構の「第4回定借プランナー資格認定講座」を受講してきました。
浅草駅で降りスカイツリーとアサヒビール本社を観光客ばりにパシャパシャと写真を撮り、東武浅草駅前の脇を通過して、資格認定講座会場の「台東区民会館」に到着しました。
定借プランナー資格認定講座
時間は10:25~17:00の長丁場、こんなに着座で勉強するのは久々です。内容としては、
- 定期借地・借家契約の実務
- 定期借地権及び借地権の税務
- 定期借地(定期借家)の実務例の解説
- 新時代の定借パワー
弊社の実務的には「定期借家」がメインにはなるのですが、行政の定期借地による再開発のニュースや「定期借地〇年マンション」という広告を見ることも増え、最近は”定期借地”が活用されているようです。
定期借地については、昭和16年の第2次世界大戦時に、土地を借りて建物を建ててた成年男子が、戦地から帰ってきたときに地主さんに土地を返して住むところがないと大変なので、国策として法定更新・正当事由が作られた。これは半年から1年の臨時立法のはずだった…
定期借家については、昭和12年までは定借が70%以上だったが、日中戦争によるインフラを抑制するために地代家賃統制令(①)が出され、空家にして売却が増えてしまうと建物価格統制令が出され、賃料上げちゃいけない、高く売っちゃいけないとなる。闇で高い家賃で貸す(嫌なら追い出す)悪い奴が出てきたので、それを防止するために解約制限(②)ができた。
※①②を合わせてレントコントロールという。
これらの背景からいうと、本来は普通借よりも定借がグローバルスタンダードであり”普通”なのだろうなぁ。これからの時代は定期借地借家の活用により、未利用地の有効利用が促進され、老朽化した建物が混在する街の維持が期待できます。
「新時代の定借パワー」として行政の具体例としては、2016年に豊島区が70年の定期借地で区役所跡地を民間企業に貸し出し、区は定期借地料を一括で受領して現庁舎を区分購入し移転した。先日にニュースで報道されていた豊洲の「千客万来」は、東京都が50年の事業用定期借地権方式で万葉倶楽部㈱に貸し出し、2024年2月1日に民設民営で開業された。
その他、渋谷区役所の建て替えの例など、実感が湧きにくいですが身近でも”定借”が活用されているようです。
試験はなく話を聞いただけですが、「定借プランナー認定証」をいただきました!
浅草のまち散歩
帰りには観光がてら、人混みの流れに任せて浅草寺方面へ。
仲見世商店街は、着物の若い男女と外国人で混雑していました。
浅草土産といえば、やっぱり「人形焼き」です。どこで買うか迷いましたが、ネットでも評判のよい「亀屋」さんの人形焼きを購入。あんこがパサパサでなくしっとりしていて美味しかった!あんこ好きの息子にほとんど食べられましたが・・・