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2011.03.16

今回の地震で思うこと。

3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震で被災された方々に、謹んでお見舞い申し上げます。

また一刻も早い復旧・復興を心よりお祈り申し上げます。

石原都知事の「津波は天罰」発言じゃないですが、こうした大惨事に軽々しいことも書けないと思い、ブログも書けずにいました。

節電くらいしかできない私ですが、少し書かせていただきます。

当日は会社にいまして、15時前頃に強く長い揺れがありました。

周りの建物の人たちもみんな通りに出てきて、隣りの80歳くらいのおばあちゃんが「生まれて初めての経験だ!」とおっしゃっていて、こりゃ本当にただ事ではないと思いました。

その後、テレビで東北に大津波が押し寄せていて、現実とは思えない映像をみることとなりました。

その日の夜は、関東圏の交通網がマヒし、携帯電話がつながりずらくなり、会社の大通りはまるで休日の竹下通りのように人で溢れていました。

(それにしても、東京って便利すぎる分、東京人は非常事態に弱いのでしょうね。)

こうした状況の中でも、自分の評価だけを考えている政治家や、人の上げ足を取ってばかりいるマスコミ、スーパーで食料等を買い漁る人達、ガソリンスタンドに行列をつくる自家用車等々が目に付きます。

ウチのある東新宿駅前でも、タクシーを止めようとしているお水風の女が、道路の向こう側でタクシーを止めている人に向かって「それは私のタクシーよ!私のタクシー取られたー!」と叫んでいるのを見てタメ息が出るばかりでした…

原発の放射能漏れも心配です。原子力事故レベルも6となり、関東圏から西へ避難する人もいるようです。

新宿でも、通常の20倍の放射線量0.8マイクロシーベルト/時が検出されています。

人間の被ばく限度量が1,000マイクロシーベルト/年に抑えるべきとされているようなので、ずっと外で8時間労働するとして1日6.4マイクロシーベルト、1,000/6.4=156ということで、この状態が続けば156日間で1年の限度量に達するということでしょうか。

ただ、世界平均では2,400マイクロシーベルト/年を被ばくしているという話もあります。

航空機で東京-ニューヨーク間を往復すると200マイクロシーベルトの放射線を浴びるとも聞きました。

この状態がずっと続くとは思えないし、53万人の避難生活をしている方のためにも、私達はバタバタせずに(節電をしつつ)普通の生活を送ることにしましょう。

「天罰」なんて言い方は絶対にしてはいけないとは思いますが、慌ただしい毎日の中で人を思いやる気持ちが希薄になっていたし、そうした機会も少なくなっていたような気がします。

それを思い出すいい機会なのかもしれません。

P.S.

当日の夜に自社物件と管理物件を回って来ましたが、多少ヒビが入った箇所がありますが大きな問題はありませんでした。(店内のボトルはかなり割れたみたいですが…)

心配して連絡をいただいた方、ありがとうございました。

↓歌舞伎町の3階建てのビル。4階の外壁が崩れ落ちてました。

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※自社ビルではありません。

↓新宿文化センターの案内看板が折れてました。

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それにしても「被爆」って言葉いやですね。

せめて「被ばく」と書いておきましたが…