以前、弊社の過去のブログの中で、「人生最初で最後の・・・」となるはずでしたが、先日、3回目となる大東文化大学の講義に登壇する機会をいただきました。
関連記事:清掃によるまちづくり|大学の講義に登壇させていただきました!
新宿三丁目から電車に乗り川越の先、東松山市の高坂駅からスクールバスに乗車。二十数年前、大学生の頃を思い出して懐かしくなります。
授業スタート
到着したら即授業、心の準備ができていない!!!でも、そのくらいがちょうどいいのかも。
まずは自己紹介と新宿二丁目のまちの特徴、以前「ごみの無法地帯」であった頃の話をしまして、
どのような順序で美化対策をしていったのかという話を、噛んだりどもったりしながら(笑)説明させていただきました。
二丁目海さくらのタオル、先生に持たせてしまいすみません^^; 人の前に出て話すことは何度やっても慣れず緊張しますが、前に比べれば楽しくできたような気がします。
ちなみに、今回のテーマである『住民参加と協働による繁華街の美化』の内容につきましては、下記の記事で紹介している書籍『ごみ収集とまちづくり』にて詳しく書かれていますので、是非ご一読ください。
関連記事:書籍『ごみ収集とまちづくり』新宿二丁目の美化について取り上げていただきました!
講義の最後、私が話をした「今後の新宿二丁目のごみ排出の展望」について、先生にお誉めいただきましたので、そちらを載せておきます。
新宿二丁目のごみ排出の展望
まだまだスタート地点に立ったようなものなので、状態を維持するためにはここで手を抜くわけにはいきません。今後も民間業者による毎日収集への移行を進めることで、さらなる美化を進めていくのが目標です。
今年の4月には、街の美化が進んだことから新宿区の可燃ごみの収集日数が週6回から週2回に減らされました。これで、新宿二丁目の事業者は区収集から業者収集への移行がさらに進みましたが、一方で、収集日以外に出されるごみの対応に追われることになりました。
ごみ問題解決への終着点はまだまだ先ですが、今後はごみの削減やリサイクルなどの意識を高めていけば、LGBTフレンドリーで”人にやさしい”だけではなく”地球にもやさしい”街になります。
私は、今回の取り組みで「思いついたらすぐに行動すること」の大切さを知りました。まずは行動してみることで協力者が次々と現れ、多くの知識やアイディアをもらって、街の問題を大きく改善することができました。
世の中で疑問に思う事があれば、誰かが変えてくれるのを待つのではなく、自分が変えられるかもしれない、自分がやるしかないと一歩を踏み出すこと。その小さな波から、今回のように大きなうねりが生まれることもあります。
これからも、街の美化が継続できるように行動していきたいと思います。
学生さんたちの感想
後日、学生さんたちのコメントを読ませていただきました。私の心にささった文章を一部掲載いたします。
- 新宿二丁目はLGBTQという面で世界から注目されている街であり、ごみで溢れかえっていたら印象は非常に悪くなると思う。
- 自分たちのまちを想う気持ちの大切さを学んだ。
- 行動を起こすことでよい街にできることを知り、行動を起こすことはかっこよくすごいことだなと感じた。
- 悪い習慣が当たり前になり誰も指摘しなくなっていることを、誰かが立ち上がることで街がよみがえるのだなと思い感動した。
- 新宿二丁目では各団体合わせて月7回も清掃活動を行っていることに驚き、それがごみを出す人たちへのアピールになると感じた。
- 街にいる人たちみんなで取り組みことで、意識の向上につながりきれいな街が長く維持できると思った。
- 行政ばかりに頼らず、民間業者を巻き込んでよい流れを作ることの大切さを知った。
- 行政ができない部分を民間業者が補填していく取り組みはとても良い。
- 区と同じ金額で民間業者が日曜日も収集するという企業努力がすごい。
森林公園駅『新盛』さんで打ち上げ
東松山といえば”やきとり”、今回は森林公園駅『新盛』さんで打ち上げをしました。地元の人もおすすめとのことで、特に名物のカシラと唐揚げはビールとの相性が最高!辛味噌を付けて食べるのが東松山流。これがクセになります。
関連サイト:【美味しい-滑川・森林公園】新盛は東松山やきとり屋の中で一番美味。かしら120円、モツ煮500円が絶品でリーズナブル。
では、引き続き街の美化を推進していきましょう!新宿二丁目町会・清掃委員長 二村からの報告でした。