賃貸物件情報

2019.01.28

バー営業に最適!『新千鳥街』のレトロな居抜き店舗物件@新宿二丁目

※本物件は成約済みとなりました。他にも物件ご紹介できますので、お気軽にお問い合わせください。

いらっしゃい、いらっしゃい、2019年二丁目初物ですよ~!ついにこの日がやってきました、今回は一発目にふさわしい新千鳥街の中でもディープな西側の1階店舗をご紹介します!

新千鳥街の西側

新千鳥街は赤線ではなく『青線風』?

新千鳥街は『赤線の名残り』だという方がいますが、どうやらそれは違うようです。新千鳥街が建築されたのは 1967年(昭和42年)、売春防止法は 1957年(昭和32年)4月1日に施行され、その翌年には赤線が廃止されています。また、当時の旧千鳥街といわれるエリアは赤線でもありません。

私の推測ですが、御苑の近くにあった千鳥街が区画整理により新千鳥街に移転する際に、「千鳥街と同じような作りにしてほしい!(じゃなきゃ立ち退かない!)」という人が多くいて、旧千鳥街風の新千鳥街が完成した。

じゃあなぜ赤線風なの?というと、旧千鳥街は青線(非合法の買売春地区)だったという説もあり、実は新千鳥街は赤線ではなく”青線風”ということになるのではないだろうか。

あ、余計な話が多くなりましたが、最近読んだ本『新宿「性なる街」の歴史地理』三橋順子先生著がとても興味深かったもので。

建物入口から物件内の様子をご紹介

新千鳥街西側入口

建物の入口はこちら。トンネルのような通路ですが奥は行き止まり、仲通り沿いの新千鳥街(東側)以上に”街”っぽさはありません。

店舗正面(真ん中の扉が店舗入口)

扉がやたらと並んでいますが、大きい扉と小さい扉の付いている、横貼りの黒い板がお店の部分。奥の赤い三角模様の扉は別店舗(2階)への階段です。

店内の様子

『ザ・新千鳥街』な店内。空間はほぼ正方形、白と黒を基調としたレトロで落ち着いた雰囲気のお店です。

低めのカウンターはハイカウンターへの変更も検討可

カウンターはかなり低め。内装工事は借主様負担になりますが、天井は高いのでハイカウンターへの変更も検討できます。

店舗正面に見えた小さい扉は勝手口

小さい扉の答えは、「厨房の勝手口」です。新千鳥街にはよく見られますが、カウンターをくぐる必要がなくお客様への配慮が感じられる作りです。

勝手口からの様子

勝手口の外から店内を見るとこんな感じ。なかなかオシャレな位置に手洗いが付いてます(笑)。

レトロ物件ならではのトイレ①

トイレの床は、レトロ物件ではお決まりの洗出しタイル。

レトロ物件ならではのトイレ②

個人的に驚いたのが、この薄っぺらいタンク。薄い代わりに横広なので、排水量は十分です。

階段下の収納

最後に、階段下の収納の写真。奥行きもあり、上手く入れれば結構な収容力があります。

これからの新千鳥街を作って頂ける方!お問い合わせお待ちしています

この物件の小さい扉(勝手口)を見て、お茶室の小さい扉(にじり口)を思い出しました。手をついて膝で進むことを『にじり』というらしいのですが、狭いので刀を持っては入れない入口。「茶室に入ってはどんな身分の者も平等である」という、千利休の教えからきているそうです。

『にじ(虹)り』ってのもレインボーでいいのですが(笑)、二丁目の小さなバーも、店内ではみんな平等という意味では、同じ精神があるような気がします。レトロ物件として引き継ぐも良し、新たに今風のバーを作るのも良し、これからの新千鳥街を作って頂ける方、ぜひお問い合わせください!

本物件は成約済みとなりました。
多数のお問い合わせをいただき、誠に有難うございました。