ブログ&イベント情報

2019.12.21

Bar.軒先リノベーション工事まとめ

軒先のこと、オフィシャルサイト担当には何度か書いてもらっているのですが、一度自分でも整理しておこうと思い、、、

写真とともにフタミ商事のリノベーション工事をまとめてみました!

仲通りは新宿二丁目のメイン通りなのですが、老舗寿司屋「梅寿司」さんの閉店があり、他も数件シャッターが閉められたままになっている、このままでは地方のシャッター商店街みたいになってしまう。仲通りに店舗を増やすにはどうしたらよいのだろうか?

解体の車が入り、本当に壊されるんだと思った瞬間・・・

空き店舗の大家さんに短期貸しの交渉をしてみる?

フタミ商事が空中階や路地裏に引っ越せばいい?

といろいろ動いたり考えたりしてもらちがあかず・・・

そういえば、数年前に始めたシェアハウスって住居をシェアするんだよな?

事務所と店舗をシェアしたったよくね?

という訳で、フタミ商事の軒先にバーを作る発想が生まれました。

2019/1/20 内装打合せ

よく「フタミさん思い切りましたね!」と言われるんですが、やっぱり超不安だった私。失敗は許されないので、デザイナーと設計士の方に相談しました。

不動産屋としてはモデルルーム(モデルバー?)付きのオシャレな雰囲気に、夜のバーとしては奥が不動産屋というのがわからないくらいの独立性を、そしてスペースはいままでのフタミ商事のまま。私のわがままな要望に応えていただいたお二人に感謝です。

2019/1/25 埃まみれになりながら

工事中は一時的にどこかに引っ越すのか、それとも仕事をしながら工事をするのか。後者を選んだ私ですが、後で後悔することに。

天井を壊したので吹き付け材が落ちてくるし、ボードを切ると粉が舞うし、仕事ができる状況ではありません。みんな身内だから我慢してくれましたが、母親に粉まみれで仕事をさせる私、親不孝&ブラック企業ですね・・・

2019/1/30 念願の天井ボード

天井がふさがれるのをこんなに待ち焦がれて、ありがたく思うことは最初で最後だと思います。やっとオフィスらしくはなってきましたが、実はまだトイレがありません。トイレが設置されるのは2月後半のこと。約1ヶ月間はトイレがなかったので、他のビルや近くのお店にお願いして使わせてもらいました。

この時、軒先の方はというと、まだ手付かずでこんな感じです。

2019/2/14 軒先工事開始!

カウンターの足が組まれて、やっと軒先のバー工事が進み始めました。

ここまで来れば安心!と思いきや・・・

入口は資材で塞がれているし、工事音や埃がこれまたすごい!さすがに弊社従業員のイライラも頂点に!会社の雰囲気が最悪な中、ここで工事を止める訳にもいきません(笑)。

2019/2/21 ファサード(入口)の変更

このままでも”軒先”な感じで良いのですが(笑)

元々ガラス扉の自動ドアが付いていた入口。最初はそのままで行こうと考えていたのですが、色もシルバーでいかにもオフィスっぽい。

お店の顔となる入口がそのままじゃインパクトにも欠けるな、と思いつつも結構費用が掛かるので最後まで変更を拒んでいたのですが・・・。結果的にはマットブラックの扉がお洒落で、両開きにバカっと開くのは気持ちがいい!交換して大正解でした。

2019/3/1 左官仕上げで統一感を

コンクリートの部分も、石膏ボードの部分も、左官でコンクリート調に仕上げてもらいました。左官屋さんって、ヘラ一つでよくこんなにも平らにできるよな~といつも感心してしまいます。

ちょうどその頃、オフィス側は床も貼り替わり完成!机や棚やコピー機がすべて残っている状態だったので、床屋さんはかなり苦労したと思います。

2019/4/1 店舗名も決まり看板ができた

お店を任せる方に、私が「フタミ商事の軒先なんで、バー軒先って名前はどうだろう?」と適当に言ってみたところ、まさかの即決(笑)。

看板は二丁目遊郭をリスペクトして灯篭風に。そして、新宿二丁目の入口をアピールしたいと思い、両サイドには「新宿二丁目」の文字を入れてます。

同日 リノベーション工事が完成!

う、美しい外観!そして光が道路側に漏れるのは、間接照明の角度が外向きだから。街を明るくのコンセプトがここに、デザイナーやるじゃん。

時代に合わせて、カウンター下にはUSBの差し込み口もたくさん付けました。

こうしてみると、直角のコの字に見えるから不思議です。

実はここまでの4枚、プロのカメラマンに撮ってもらいました。美しい!

2019/4/4 「Bar.軒先」開店!

ここまで本当に長かったですが、ついに「Bar.軒先」がオカマの日にオープン!

仲通りの入口に、暖かい明かりが灯りました。

今回、軒先にバーを作ったこと、以外にも(?)賞賛の声をたくさん頂き、思い切った甲斐がありました。結果として、この街と、Bar.軒先(従業員やお客様)と、フタミ商事にとって、「三方よし」になってくれたのではないかと思います。

また来年も面白いことやるぞー!